前回調査した東京都の23区の保育料の水準は
私が思った以上に差があって驚きました。

気になったので、東京都の23区以外も調べてみました。
図5

前提は先ほどと同じですが、数字の正確性というよりも
あくまで目安としてご覧いただければと思います。

なお、調査にあたっては現時点(平成30年7月)での
保育料水準を各自治体のHPで調べてみました。

都内の全ての自治体を見るのは数が多いので
人口が多いトップ15市町村と一部の離島部を対象としています。


【保育料の調査前提】

〇昨年度の額面年収:400万円(給与所得のみのいわゆるサラリーマン)

〇所得控除:生命保険と個人年金保険を活用し、7万円

〇ふるさと納税:昨年度4万円納付

〇iDeCo等はやっていない


以上から、都内の認可保育園の保育料の
算出根拠となる特別区民税の所得割額は約9万円。
(23区ではないので、市町村民税所得割課税額と読み替え)


今回は夫婦共働きを想定し、年収が同水準だったと想定し
上記前提条件を単純に2倍にして、所得割額が18万円と仮定します。


また、子どもは第一子で0歳児を標準時間で
認可保育園に預けた場合とします。


【調査対象自治体(計20団体)】

小金井市、立川市、東村山市、調布市、武蔵野市
日野市、青梅市、八王子市、国分寺市、府中市
町田市、小平市、三鷹市、西東京市、多摩市

(離島部)
小笠原村、大島町、三宅村、新島村、八丈町


結果はこんな感じでした。
図5

東京23区と同様市町村によって違いが結構ありました。
定期的に見直しもあるので詳細はご自身の住民税の通知と
各市町村のHP等をご覧ください。

小金井市が一番安く、多摩市が一番高いです。(離島部除く)
15自治体の保育料の平均は約29,500円でした。

離島部ではかなり差がありました。小笠原村はインターネットで
検索すると条例が出てくるのですが、そこには月額6000円と
記載されています。本当であればなかなか衝撃的な数字です。

なお、新島村の料金構造はかなりシンプルでした。(新島村HPより引用)
図3

引き続き、保育料以外の子育て環境もウォッチしていきたいと思います。


ではでは。